SUDO AMANE メンバー紹介

須藤 あまね

SDGsの先頭集団を走るカルティブのアンバサダー

高校入学後2年間「共生」をテーマに国連本部やタイを訪れ、環境・貧困格差問題、持続可能性、SDGsを学ぶ。その後、これまでに得た学びを多くの人に共有し、共に楽しく行動を起こし持続可能な社会を創りたいと考え、高校3年生の時に地元、北海道でSDGsの普及啓発活動を始めた。1年間で様々なセクターの方とパートナシップを結び1000人以上の人へ普及した。

大学入学後も活動を継続。1年生では同年代の大学生へ向けて行動方法のレクチャーや、様々な企業の方とコラボし2030年の未来を考えた。2年生からは、「地方創生」と「幅広い層の活躍」にというテーマに関心を持ち株式会社カルティブの地方創生SDGsユースアンバサダーを就任しインターン1期生として活動。また、環境パートナーシップオフィス等の運営委員にも任命され、大学卒業までの2年間を務めた。また、3年生では、「⽣協の2030環境・サスティナビリティ政策」に関する第三者評価委員会の委員を務め、企業のサスティナビリティ政策にも携わり、現在も継続中。最終学年の4年生でも、変わらず企業のイベントや熊本県での講演を続けた。  2023年3月に聖心女子大学 現代教養学部を卒業。4月より、民間企業へ就職する。好きな言葉は“Think globally, act locally” 地球規模で物事を捉えながら、身近な足元から行動をすることをとても大切にしている。

活動履歴

*一部抜粋して掲載

高校時代

2016年02月:SGH NY国連研修 参加
2017年07月:学校祭/学校バザーである友愛セールでSDGsの普及活動とチャリティークッキーの販売(10万円売り上げUNHCRへ募金)
2017年08⽉:聖⼼主催タイ体験学習参加
2018年06⽉:SDGs基礎セミナー企画運営/登壇
2018年09⽉:札幌聖⼼⼥⼦学院⾼校1年⽣に向けたSDGs普及登壇
2018年09⽉:SDGs×BRINGNIGHT企画運営/登壇
2018年10⽉:東学園美晴幼稚園にて親⼦啓発ワークショップ企画運営/登壇
2018年10⽉:「親⼦でSDGsカードゲーム体験」登壇
2018年11⽉:SDGsコミュニティーアートキャラバン主催
2018年11⽉:元国連職員シニア評価スペシャリストクレアモント⼤学院教授デボララグ博⼠と対談
2019年01⽉:「道産⼦×SDGs―2030年の北海道が抱える問題」参加
2019年01⽉:持続可能な世界を考えるワークショップ登壇
2019年01⽉:第46回北海道⾼等学校ユネスコ研究⼤会⾼校⽣講師として登壇
2019年01⽉:朝⽇新聞デジタル『未来へのものさし SDGs北海道』掲載
2019年02⽉:「持続可能な世界・北海道⾼校⽣ポスターコンテスト」最優秀賞受賞
2019年03⽉:第⼀回SDGsクリエイティブアワード北海道知事賞受賞
2019年03⽉:三⾓⼭FM「フライデースピーカーズ」ゲストスピーカー
2019年03⽉:札幌市SDGsフォーラム「持続可能な暮らし⽅ってなんだろう」登壇
2019年03⽉:北海道学校ESDフォーラム登壇

大学1年生

2019年04月:Starbucks Coffee Earth Day event 登壇
2019年06月:東洋大学授業 「際社会学A」 登壇
2019年08月:札幌市立龍谷高校授業 [探究学習の時間] 講義
2019年12月:大田区立田園調布小学校6年生 [SDGsと環境の講義] 講師
2020年01月:SDGs100人カイギvol.4―世界を変える、ユースの挑戦― 登壇

大学2年生

2020年06月:朝日新聞SDGsカフェ オンラインミーティング『withコロナ・ポストコロナの社会をバックキャスティングで考える』 登壇/グラフィックレコーダー
2020年07月:大学院大学至善館 「サスティナブルリスタート戦略ウェビナー」登壇
2020年08月:『VIVI9月号』EXIT地球愛フェスカレンダー30days 監修
2020年08月:サステナビリティ日本フォーラム『Z世代の価値観』企画/登壇
2020年08月:『未来をつくる道具 わたしたちのSDGs』川廷昌弘著 コラム記載
2020年09月:『自治体と大企業のパートナーシップの深め方』ファンドレイジング・日本2020 登壇
2020年09月:『第75回国連総会の発信拠点で日本メデイアがトーク・セッション SDGs推進にメディアが果たす役割とは』 登壇
2020年09月;週刊フジテレビ批評『世界への配信…SDGsに取り組むメディアの思い』 出演
2020年11月:東京新聞『月刊SDGs』11月28日朝刊掲載
2021年01月:市立札幌藻岩高等学校 総合学習の時間『SDGs×探究人』講師講義
2021年02月:コンシューマーグッズフォーラム『Z世代の価値観』登壇
2021年03月:第二回 小泉環境大臣×Z世代 シリーズ政策議論 登壇

大学3年生

2021年06月:聖心女子大学オンライン国際シンポジウム-緒方貞子さんの思いを受け継ぐ- 学生企画運営/ファシリテーター
2021年12月:高崎経済大学 特別講義「世界と日本の未来を考える」登壇
2021年12月:日本財団学生ボランティアセンター学生の“うち”だからできるSDGs~くらし方と働きかた〜登壇
2022年01月:『CO・OP navi』2022年1月号『新春対談』土屋会長との対談
2022年01月:『CO・OP REPORT』159号 『Z世代とSDGs生協に期待される役割とは』

大学4年生

2022年04月:ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF) Japan Day 2022「Z世代と御登壇者によるパネルディスカッション」登壇
2022年09月:高森町役場/ 高森高校 SDGs講演会
2022年12月:2022高崎発!世界と日本の未来を考える No13. 高崎経済大学講演

就任

・2020年3月―2023年3月
株式会社カルティブ認定 地方創生SDGsユースアンバサダー

・2020年4月―2023年3月
環境パートナーシップオフィス等運営委員会 委員

・2021年7月―現在継続中
「生協の2030環境・サスティナビリティ政策」に関する第三者評価委員会 委員

株式会社カルティブでのインターンの感想

私は高校生の頃から、地元である北海道で持続可能性(サスティナビリティ)について勉強し、学生団体を立ち上げ、1000人以上の人に「SDGs」という課題解決を行うための“言葉の共通言語”を普及する活動していました。

大学進学のため上京してからも自身の活動を継続させたく、大学入学後の1年間は個人で大学や高校などに赴き、学生ができる持続可能な社会へ向けた行動方法のレクチャーなどを行い、活動を継続していました。有り難いことに毎度の登壇でご好評をいただき、様々な場所で私の高校時代の経験をお話させていただきました。

しかし、1年が経とうとした頃。私の中で1つの違和感が生まれました。

「いつまでも、高校時代の話をしていていいのだろうか。」

何度も過去を振り返りたくさんの人に伝えてきたお話を、今一度振り返った時に、その違和感が解けました。それは、活動は継続しているが、心のどこかで自分が“大学生”として前に進めていない自分です。そんな自分に私は違和感を感じていたのです。

その違和感を解消しようと、日々行われている様々な勉強会やイベントに赴きました。そこで出会ったのが、企業版ふるさと納税riverを運営展開している小坪拓也さんです。小坪さんは、「企業版ふるさと納税を通じて、地方と企業を結び日本の地域活性化を進めたい。地域活性化により地方が元気になることで、一人でも多くの人が持続的に幸せに暮らせる社会づくりができる。」と話しました。私も、活動を通して、「“Think globally, act locally” 地球規模で物事を捉えながら、身近な足元から行動をする」を常に心がけ、人を幸せにするために、まずは身近な人から大切にすることを大切にしていました。なので、世界の課題から取り組むのではなく、まずは身近な地域の課題をパートナーシップで解決する事業に共感し、それを一緒に協働したいと考えるようになりました。

そこで、小坪さんに「インターン生として無給でもいいので雇って欲しい。」と、打診しました。しかし、当時の「river」は事業として走り出したばかりでした。小坪さんからは、「インターン生を育てることも今はできないし放置になるかもしれないよ、それでもやりたいの?」と返答がありました。なぜか当時の私はこれを「前に進むチャンスだ!!!」と感じ、ご迷惑を承知の上で熱烈に働かせて欲しい!と連絡していたことを今でも覚えています。

その後すぐに、riverを運営する株式会社カルティブの池田代表とお繋ぎいただき大学1年生の3月に第1期インターン生として株式会社カルティブに加入させていただきました。最初のお仕事は、日本全国で行う小坪さんの企業版ふるさと納税の講演会に同行すること。19年間、地元の北海道と住んでいる東京から出たことがなかった私は、この講演会を通し見たことない世界が見られるのではないかと、胸を弾ませていました。しかし、2020年3月に発令された、新型コロナウイルス対策に基づき発令された緊急事態宣言により、この講演は無くなってしいました。さらに、大学も休講からのオンライン授業への転換。この新型コロナウイルスにより変わってしまった日常は、私にとって1つの大きな挫折となりました。

「せっかくやりたかったこと、前に進めそうなことが見えてきたのに、できない。」この当時は、私だけではなく社会も停滞、一時停止した瞬間でした。でも私は止まり続けることができない人間なので、「何かできることはないか。」と探し続けます。そこで、小坪さんから「これを1つの機会に、一度riverの事業を一緒に整理してみないか。」とお声がかかります。燻っていた私は一言で「やります!」とお答えさせていただきました。この日から、PMI主催のSDGsスタートアップ研究会に参加させていただきました。事業検討も、何もかも初めてだった私には正直に言うとわからないことの方が多かったのですが、狭い学寮からほぼ毎日zoomを繋ぎ小坪さんと一緒に事業を整理し今後の戦略を検討している時間だけは、学寮に閉じ込められていることを忘れるぐらいに頭を回転させ、充実していたことを覚えています。新型コロナウイルスによって始まった「新しい生活様式」が定着してきた頃、私はあの時叶わなかった「地域へ赴き、地域の魅力を感じることがやりたい。」と考えるようになりました。その希望を組んでくださり、徳永さんと一緒にお仕事をさせていただけるようになりました。そのお仕事は、地域の魅力を地域に行って発見し、発進する「SDGs女子旅」です。事前に行きたい地域を決め、行きたい場所をリスト化し、工程を組み、見せ方を考えて撮影する。これらは一見簡単で、楽しそうに見えてとても難しく、ありえないくらい苦戦しました。しかも、本当に恥ずかしながら、私は徳永さんとお仕事するまで「自分は仕事ができる!!」と思い込んでいました。この思い込みが最悪でした。お仕事をご一緒した最初の頃は、私のできない部分を瞬時に見抜き、瞬時に的確な表現で伝えてくる徳永さんが苦手でした。しかし、自分がカルティブに加入した目的「大学生として前に進む」に立ち返ると、徳永さんのご指摘が大変有り難いものだ、と気付かされました。自分の変なプライドを捨てて、素直に指示に従うこと、また。任されたことを一人で行うのではなく、お伺いを立てながら1つ1つチームとして丁寧に進めていくことで、気づき、学ぶことが増え、できることも少しずつですが増やすことができました。

「ネガティブファースト」は、徳永さんが教えてくださったお仕事で大切なことの1つです。何事も「できる」を前提にすると、大切なことを見逃したり、伝え忘れたりします。「ネガティブファースト」で色々な懸念点を1つ1つ考え回避することで、最終的にはとても丁寧な成果物が得られることに気づきました。また「ネガティブファースト」は、すべての工程で起こりうることを考えて行うため必然的に、少しだけ全体視野が養われました。任されたお仕事である「SDGs女子旅」は最後まで納得いったか、と言われればまだまだ力不足な点が多く、悔しいプロジェクトではありました。しかし、このプロジェクトで得られた学びは本当に宝物で、今後の社会人人生でも活かして行きたいです。

この頃から、カルティブには、私以外のインターン生も増えてきました。私がお誘いした、そよかちゃんをはじめ、いずみん、のりちゃん…同年代の登場というものは、私に上級生?としての自覚を覚えさせるものになりました。といっても、みなさんとっても優秀で同級生にこんなに志の高い、野心に溢れた人間がいるのか…と身の引き締まる思いでいっぱいでした。同じ学生インターンとして加入した方々との出会いは、私の向上心をさらに沸かせてくれる存在になりました。感謝の気持ちで一杯です。

最後3年の後期から4年生では、代表の池田さんと一緒にお仕事をさせていただきました。大学1年生で初めて池田さんに出会った時、「もっと学生らしいことをしたほうがいいんじゃない?もっとたくさん遊んで視野を広げたほうがいい。」と言われたのを今でも忘れられません。最初、私はその言葉を頂いて、この人を本当に信じていいのか悩みました。なぜなら、私はこれまでの活動を時には学生生活を捨てて、必死に積み上げてきました。なので、この発言を受け入れ実行することで、「自分を戒め、律し、実行してきた何かが解放されることで、戻れなくなったらどうしよう。」と感じたからです。(今思い返せば、「自分を律する」と大層なことを言っていますが、そうでもありません。どれだけプライドと自己評価が高かったか、恥ずかしいです。)

しかし、人生経験をたくさん積んできた池田さんの言葉を信じ、思いつくことに片っ端から挑戦しました。ある時は、この言葉を恨んだ時もあるくらい大きな失敗もたくさんしました。しかし、それ以上に絶対に誰にも代えがたい人生の思い出が、この4年の大学生活でたくさんできました。この言葉をいただけてなかったら私の大学人生は、苦しく、哲学の迷路の中にいたと思います。そんな池田さんとの会議にご一緒させていただいたりする中で、池田さんは言葉以上に背中で教えてくださる方だな…と感じました。細かいことは省略しますが所作、振る舞いが本当に素敵で、他者への気遣いを忘れません。

私は、ある時の車中で池田さんにずっと疑問に思っていたことを問いかけました。「池田さんは、Give and take という言葉をどう思いますか?私から見た池田さんは、他者にGiveをし続けているようにに見えますが、もしそれが返ってこなかったら悲しくないのですか?」その質問に対して「Give and takeか…考えたことないな。私は、身近な人が幸せで笑顔になってくれる姿が嬉しいんですよ。だからそもそもその概念がないかな。」と答えてくださいました。この回答は、非常に驚きました。そして、これまで私の他者への行動は自分へ向けたものだったことに気づかされました。この日から、少しつづ、ですが本当に他者が何を最適としているのかを考えた行動を心がけています。やっぱり、自己満足とエゴと自己陶酔が先行してしまうのでほとんどできていませんが、社会人でもっと頑張ります。

そんな池田さんと最後に取り組ませていただいたのが、「企業版ふるさと納税の教科書」です。これは、大学一年生の原点に戻るようなお仕事でした。私は、カルティブに自己成長を求めて加入しましたが、もう一つ大きな理由があります。それは、地域を活性化させて持続的な社会を作ることです。最初にカルティブに共感したのはこの部分です。なので、小坪さんと一緒に事業検討していたriverの核となる「企業版ふるさと納税」を、より分かりやすく人に教え、広めるものを作るということは、地域を活性化させることに少しでも貢献できることだ、と思いました。3ヶ月という短い期間ですが、大学1年生の高橋法穂ちゃんと一緒にゴリゴリ作業をしました。 

高橋法穂ちゃんとの作業は、1年前の徳永さんとのお仕事の際に、徳永さんが行なっていた指示出しの意味が理解できる瞬間が度々ありました。人と一緒に作業するにはチームの人がどれだけ、キャパシティがあるのかを見極めて、的確な指示出しとアドバイスを行うこと。しかし、一緒に仕事をして楽しくない瞬間がないように心がけました。また、人から仕事を任せていただくためには、信頼がとても重要だということを、身をもって学ばせていただきました。この教科書づくりで、マネジメント力と実行/推進力、口でアイデアを出すのは簡単だが、それを現実に起こすことの難しさをしっかりと学ばせていただきました

最後に、カルティブでのインターンは本当に、楽しいです。それは、ただ面白い、楽、という意味ではありませんでした。自分でやる。自分で見つける、チームに呼びかけ理解を得る。いろんな意味で自己管理が重要でした。なので、社会人を経験したことがない、社会をまだ見たことがない学生として、大変なことも多くありました。また、失敗をさほど多く経験したことがなかったので、起こる出来事の1つ1つが大きく感じて、辛かったこともありました。時には自分のプライドが邪魔をし、大切なことに気づかない時もありました。しかし、そんな醜い自分、頑張る自分、足掻く自分、いろんな自分がいることに気づく瞬間がとても楽しかったですし、何よりも、様々な分野のプロフェッショナルの方々と、約3年間の時を過ごし、時には言葉で、時には背中で、たくさんのことを教えていただけた時間がとても楽しかったです。まだまだ、未熟で、半人前ですが、私はこれからが本番です。この株式会社カルティブで得た1つ1つの学びを思い出し、活用しながら頑張りすぎず、素直に励んで行こうと思います。最高に楽しい時間をありがとうございました。

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