パートナーインタビュー
二戸市役所 佐藤様

「地域をよくするための対等なパートナー」
率直な意見を交換しあえた先に感じた本気

二戸市

岩手県の内陸部北端に位置する市。果樹栽培などの農業、ブロイラーや牛などを飼育する一次産業が主な産業であり、日本一の生産を誇る「漆」、酒蔵「南部美人」や南部せんべいなどが名産として有名。「自分たちの住んでいる地域に誇りをもって暮らせる町」をめざし、地域文化の再発見と再生・創造を「宝さがし」としてプロジェクトにしている。

インタビュー:
二戸市 佐藤様
カルティブ 竹村

3年の積み重ねがようやく、
実感できる事業者と市の連携。

− 二戸市の抱えている課題についてお聞かせください。

佐藤
「稼ぐまちづくり」をビジョンとして掲げていて、その具現化のための課題整理をカルティブさんと行っています。

− カルティブが関わるようになったきっかけを教えてください。

佐藤
7、8年前、仙台(経済産業省東北経済産業局)に出向した際に池田さんとお会いする機会がありまして、地域にフィットして課題整理をしている事例を目の当たりにしたんです。そこからの縁で、今回池田さんに相談させていただいたのが3年前です。
佐藤
まず、WEB上での見える化を図るために、継続的に情報発信の勉強会の開催を行ってもらいました。
それを踏まえて、企業がインバウンドについてなんとなくしかつかめてなかったものを、把握し計測するノウハウを教えていただきました。並行して「どうアクションを起こすか?」というプランニングもカルティブさんにしていただきました。台湾とのつながりをつくっていただいたり、事業の見える化などでもお世話になっています。

− 簡潔にまとめていただいたので、順調な3年間だったように聞こえてしまうんですが...

佐藤
全く順調じゃないです笑。内因も外因もありまして、組織の理解を得るところから大変でした。行動すべきタイミングを逃してしまったり、私の力量のなさです。

− 乗り越えられなかった部分と乗り越えられた部分があったということですか?

佐藤
目指したものが上にありすぎたのかもですね。「ここまではやろう」というポイントはできたのかな、と。

− 直近だとどういうアクションをカルティブと行っていますか?

佐藤
Zoomを事業者さんに展開するサポートをしてもらっています。WEBを使った販路を事業者さんに説明して、コロナに対してどう事業を継続するかの「継続」を作ってもらっています。3年目にしてようやく課題整理もできて、市として事業者に「どう伝えるか」が分かってきたのも成果だと思います。
竹村
根本的には3年間同じことをやってきたんですよね。事業者の皆さんにお話を伺い続けた積み重ねがようやく
佐藤
ようやく、事業者さんとの連携が作れてきたんだなという実感があります。現在コロナ禍の中で事業者さんを訪問していますが、有用なお話もできるようになっています。

向き合ってくれるし、聞いてもくれるし、答えてくれる。

− カルティブ以前に行政にアドバイスをしてくれるコンサルタントもいらっしゃったんですか?

佐藤
いました。ただ、これまでも様々なコンサルタントに入っていただきましたが、当方が業務を任せすぎたりしたことなどもあり、課題に対してしっかりと取り組めていなかったようにも感じています。

− カルティブはどこが違ったんですか?

佐藤
地域の事業者に一緒に入り込んで向き合ってくれるし、聞いてもくれるし、答えてもくれるその行動力の違いを感じています。
事業者さんが直接カルティブさんに相談するケースもありますし、市を経由してつなげるケースもありますが、そんなふうにして確実に地域の課題につながっている点に違いを感じます。
竹村
私は前職から二戸に関わりがあったので、その点の思い入れもあるんですよね。「にのへ型テロワール*」が始まった頃にカルティブに参画して、当時から二戸の持つポテンシャル高さを感じていたんです。学校法人に関わりたい気持ちはあったんですが、カルティブにジョインすることで、事業者の皆さんとご一緒できる機会が更に持てていることは取り組み甲斐がありうれしいことになっています。
*二戸市の風土や歴史、文化を地域のストーリーとして伝えながら、二戸の宝を五感で堪能してもらう体験やサービスのプロジェクト
池田
「自治体さんと対等のパートナーでいたい」という気持ちがあって、地域をよくする上では本来そういう関係のはずなのに、お金もらった瞬間に自治体-カルティブ間に主従関係が生まれるのはいやだったんです。二戸市とカルティブがそういう関係に陥らなかったのは非常によかったと思っています。自治体によってはそうなってしまうこともあるわけですからね。
竹村
ディスカッションも回数重ねられたし、フラットに行えましたし。
佐藤
率直な意見を交換し合えましたし、非常に進めやすかったですね。

せっかく生まれたこの流れは絶対に止めない

− カルティブと協業することで感じたものはありますか?

佐藤
ラクになりました。いい意味で笑。率直な意見を交換しあえるパートナーができたので
抱えることがなくなりました。より深い話までできるので、一言で言うとそれです。失礼に聞こえるかもしれませんが。
竹村
いいことですよ。大丈夫です笑

佐藤
こういう関係で相談ができるのは、ラクだしありがたいです。この「相談乗ってください」ってすぐ言える関係をずっと続けてほしいです。

− カルティブから二戸市に期待するものはありますか?

竹村
地域が回り始めた体感って共有しているじゃないですか。この感覚を止めないでほしいです。カルティブが関わる関わらないは別として、せっかく生まれたこの流れを続けてほしい気持ちがあります。
佐藤
せっかく、やっと見え始めたものがあるので、絶対やめませんよ。自分はそう言ってますし、そう周知しています。