この度、カルティブは岡山県倉敷市にて「デザインを経営に活かすということ 答えのない課題へ挑むために」と題して、デザイン経営セミナーを開催しました。
カルティブは岡山県のデザイナー団体と連携しながら、地域産業の発展のための提案などを行っており、今回の講演会は、その連携の成果として倉敷市からご依頼をいただいた事業となります。
本講演会では、竹村執行役員が基調講演の中で「クリエイティブな力でビジネスに活用したい!」「新規事業や自社ブランドを立ち上げたい!」人向けに、デザイン経営の考え方からデザイン志向についての理解を促し、「講演が終わったら、誰かと作戦会議したくなる」ことを目標にお伝えしました。
今後もカルティブは様々な機会で地域の産業の皆様と直接触れ合い、新たな気付きや学びを与える機会を創出してまいります。
講演会の概要
- 日時
- 令和4年12月13日(火)15時00分~17時00分
- 会場
- 倉敷市ファッションセンター 4階 イベントホール
- 講演者
- 竹村 育貴 株式会社カルティブ 執行役員
ビジネスデザイナー・グラフィックデザイナー - 佐藤豪人氏:HIDETO SATO DESIGN代表、クリエイティブディレクター/アートディレクター
- 池田清:カルティブ代表取締役
- 出水 海里:筑波大学大学院デザイン学博士課程(カルティブインターン)
グラフィックレコーディング
- 野月そよか:東京学芸大学 3年/ナラティヴ・エデュケーター(カルティブインターン)
講演会の様子
当日は、倉敷市ファッションセンターイベントホールに約30名の皆さんにお集まりいただきました。
講演会は、「基調講演」と「トークセッション」の2部構成で、基調講演はデザイン経営と事例、トークセッションでは、デザイナー、経営者、学生など立場が違うメンバーのデザイン経営との携わりと会場からの質問に答える形で進行しました。
基調講演では、東北で紳士服などを手掛ける縫製業者である「二戸サントップ」を具体的な例として、これまでの検討と過程を実際の整理資料を用いて説明しました。縫製業の事例として同様の産業が多い倉敷市の参加者の皆様は、メモなどを取りながら熱心に聴いていました。
トークセッションでは、それぞれの登壇者の経験のなかで、デザインとの携わり方や経営への活かし方などを発表。佐藤豪人氏は岡山県下でのデザインの事例や実績とその経営的な影響について、出水海里は学生の視点で自身がなぜデザインを学びそれを活かそうとしているかを伝えています。
今回のセミナーの内容を受けて、会場からの質問に答える形でトークセッションは進み、参加した皆様から積極的にご質問をいただきました。
今回の講演では、野月そよかがグラフィックレコーディングを行っています。
そのため、参加者の皆さんが視覚的に講演を振り返る一つの手段として、活用していただいています。こちらも具体的に会議でのディスカッションなど視覚化するといった「デザインの力」を感じていただけたようです。
最後に倉敷市文化産業局商工労働部次長船越英文氏からからお礼のお言葉をいただきました。
参加いただいた皆様も楽しんでいただけたようで大きな拍手もいただきました。
講演終了後は、今回登壇したメンバーと参加者がが個別で話をする時間も設けました。
講演会のなかでは聞けなかった質問や、自分の悩みなども話しができたようです。
カルティブは、地域発展につながる活動を行っています。
同様の取組を全国的に検討しておりますので、お気軽にご相談ください。
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