この度、カルティブは熊本県立高森高等学校にて「SDGs講演会」を開催しました。
カルティブは2021年度より熊本県高森町と、高森町の地方創生施策の推進や、企業版ふるさと納税に関するアドバイザリー契約を締結し、事業推進を行ってまいりました。今回の講演会はその連携事業の一環となります。
本講演会では、SDGsの普及啓発活動・情報発信を行うカルティブのインターンメンバーである大学生2名が講師として登壇し、参加者である生徒たちと近い視点でSDGsについて更なる理解を深め、また生徒たちに課題を見いだし、自ら解決する力を身に着けてもらうことを目的に、SDGsについてお伝えいたしました。
高森高校は、2023年には高校で漫画を専門に学ぶ公立では全国初の「マンガ学科」が誕生します。入学後は「北斗の拳」の作者・原哲夫氏らの特別講義も予定され、在学中のプロデビューも視野に入れて、官民連携で公立高校の先駆的な取組を行っている学校です。
今後もカルティブは様々な機会で地域の生徒の方と直接触れ合い、新たな気付きや学びを与える機会を創出してまいります。
講演会の概要
- 日時
- 令和4年9月6日(火)午前10時30分~午後12時20分
- 会場
- 熊本県立高森高等学校 体育館
- 対象者
- 熊本県立高森高等学校 全校生徒
- 講演者
- 須藤あまね 聖心女子大学4年/カルティブ学生インターン/地方創生SDGsユースアンバサダー
野月そよか 東京学芸大学3年/カルティブ学生インターン/ナラティヴ・エデュケーター
講師プロフィール
須藤あまね
聖心女子大学 4年/地方創生SDGsユースアンバサダー
2000年北海道生まれ。高校時代「共生」をテーマにSDGsの勉強を始める。高校1・2年次に NY の国連本部やタイ王国での研修を経て、3年次に地元で普及啓発活動を行う。現在、持続可能な社会を目指し「答えのない問題」を学ぶ一方、カルティブでは学びを活かし地域課題解決を考えている。
野月そよか
東京学芸大学 3年/ナラティヴ・エデュケーター
2001 年北海道生まれ。高校時代、地方と首都圏における進路選択の格差を目の当たりにしたこときっかけに、「当事者意識を持った子どもたちと、自らの人生を物語る 大人たちの交流」の重要性を感じる。現在、多世代交流について学びを深めながら 「当事者意識」と「省察」をテーマにグラフィックレコーディングを手掛けている。
講演会の様子
当日は、全校生徒約80名の皆さんにお集まりいただきました。
講演会は、事前に配付したワークシートを用いながら講師2名がそれぞれの講演テーマに沿って生徒の皆さんに質問を投げかけながら進みました。
まずは須藤から、「『自己無力感』をバネに、学校の探求学習から世界へ」と題して講演を行いました。本講演では、現在、大学に通いながら地方創生 SDGsユースアンバサダーを務めるなど、様々なSDGsに関わる活動を推進している彼女の契機となった学校の探求学習を通じて気付きや学び、自身の思考の変化を経て行動を起こすに至った経験から学生は地域や社会の起爆剤となり、その世代間交流から行動を起こすことで地域や社会が変えることができた自身の事例やその可能性をお伝えしました。
野月は「『井の中の蛙』の自覚と、その視点を活かした進路選択や活動」と題して講演しました。高校時代、自分の思考や社会の見え方に自信を持って行動するきっかけになった自身の気付きから、コンプレックスを独自性へと変容させた経験から、柔軟に自己を変容させながら、自己主導的に生きていく術について生徒の皆さんと考えていきました。
参加した生徒の皆さんは配られたワークシートにも積極的に取り組みながら2人の講演を熱心に聴いてくれていました。
また、今回は生徒の皆さんが手元のタブレットを使い、講演者の話を聞きながらリアルタイムでコメント投稿できるインタラクティブ型の講演にて実施しました。
そのため、生徒の皆さんの意見や質問を見ながら、講演者は講演の途中で質問に答えてみたり、最後にいくつかピックアップして質問に回答したりと、講演者と生徒の皆さんとの双方向のコミュニケーションを図ることができました。
実際に質疑応答の時間では50以上の質問が寄せられ、生徒の皆さんの目線で自分ごと化をしながら非常に高い興味関心をもって講演内容に向き合っていた様子が伝わってきました。
最後に担当の岡田先生や生徒代表からお礼のお言葉をいただきました。
参加いただいた生徒の皆様も楽しんでいただけたようで大きな拍手もいただきました。
講演終了後は、今回登壇した2名と生徒たちが個別で話をする場も設けました。
講演会のなかでは聞けなかった質問や、自分の悩みなども話しができたようです。
カルティブは、地域発展につながる活動を行っています。
同様の取組を全国的に検討しておりますので、お気軽にご相談ください。