岩手県宮古市の取り組む「地域ブランド×地域産業データ×地元人材を活用した地域プロモーション」が内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局より、デジタル田園都市国家構想推進交付金 デジタル実装タイプ(TYPE1)に採択されました。
本事業において、カルティブは地域住民の皆様や地元企業、地域内外組織と連携しながら、デジタルを活用しながら皆様に身近な取り組みを推進してまいります。
デジタル田園都市国家構想推進交付金
本交付金はデジタルを活用した意欲ある地域による自主的な取組を応援し、「デジタル田園都市国家構想」を推進するため、デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上の実現に向けた地方公共団体の取組を国の交付金により支援するものです。
本事業の概要
岩手県宮古市では、人口減少を抑制し、地域の活力を取り戻すため、2021年に完成した地域色「浄土ヶ浜エターナルグリーン」の活用など、地元の若者の人材育成を中心とした地域プロモーション事業(地域デザイン)の取り組みを実施してきました。
今後、地域や季節天候を問わない新たな地場産品の開発及び産業活性策とそれを受けた地域プロモーション策デジタルを活用した価値創出の環境も拓けつつあることから、デジタルを活用して地域全体をプロモーション(地域デザイン)できる人材が求められています。
そこで本事業においては、下記を中心とした取組を推進してまいります。
① 地域色を活用した情報発信
関係人口の増加を目的とし、地場産品やサービスの情報集約と地域色「浄土ヶ浜エターナルグリーン」を活用した情報発信を行います。
② 地域産業データのデータベース化
新たな商品等の掘り起こし、事業者同士のマッチングや市における地域内事業者データの取得を目的とし、宮古市内事業者の企業情報、商品・サービス情報を一覧化した情報基盤を整備します。
③ 若年層を中心としたデジタル人材の育成
若年層の地元定着と地域内のデジタル化に資する人材の創出を目的とし、デジタル人材の育成のための研修を行います。
事業の詳細は宮古市のWebサイトをご参照ください。
参照
宮古市の地域色「浄土ヶ浜エターナルグリーン」
宮古市では、地域が持つ特有の文化や自然環境等を「色」で表現し、その魅力を広く発信する目的で、浄土ヶ浜をテーマに皆さんがイメージする「地域色(愛称:いいイロ)」の募集を行い皆さまから寄せられたさまざまな色から選考を経て色が決まりました。宮古市では、エターナルグリーンを活用した多くのデザインが生まれ、シティプロモーションに活用されています。
一般社団法人日本地域色協会
一般社団法人日本地域色協会
2014年に復興庁の「新しい東北」先導モデル事業で「いわてのいいイロ発信プロジェクト」としてスタートし12色が完成。以来、地域が持つ特有の文化や自然環境等の資源を色・色名称・物語の「地域色」として定義し、その発掘と発信を続けてきた。2019年に「いわてのいいイロColorINK」が岩手で初めての万年筆の「ご当地インク」として商品化され色活用の取組が本格化。2020年に法人化し、活動の対象を全国に拡大。2021年に13色目にあたる岩手県宮古市の景勝地「浄土ヶ浜」の地域色「浄土ヶ浜 エターナルグリーン」を市民参画型で完成。地域での活用促進に取り組む。
一般社団法人日本地域色協会
カルティブは、今回採択を受けた領域にとどまらずより幅広い分野にまたがる地域プロモーションと産業支援の成果創出を目指し本事業を推進して参ります。