− 中川さんがカルティブに抱いている印象はどういったものでしょうか?
- 中川
- 率直な意見を言わせていただくと「誠実」なところを感じます。その上で、専門性についても高い知見を有してらっしゃると思っています。アクションを行うフットワークも、大企業には持ち得ない軽さがあってその点には、うらやましさを感じます。
あと、人脈の豊富さを感じますね。JTBにも人脈やネットワークはありますが、それとは違ったネットワークをお持ちであることに企業としての強さを感じています。
ー カルティブに期待するものはありますか?
- 中川
- 池田さんや徳永さんに支えられながら、小坪さんが粛々とYouTubeに動画をあげる活動をされていますが、その地道な活動もいつか花咲くときが来てほしいと思っています。
企業版ふるさと納税は、カルティブさんにとって、「目的」ではなくそれはあくまで地域の課題を解決する「手段」の一つなのだと思っていますが、我々を含め、異業種との共創の中で様々なソリューションを作っていってほしいなと、そして、そのポテンシャルをお持ちの会社だと思っています。
ー カルティブからJTBに期待するものはありますか?
- 小坪
- 私はJTBさんに関わることで「大企業の大きさ」を目の当たりにしています。
まず、全国に優秀な方がいらっしゃることを感じます。また、セミナー開催後などは、色々な支店でアクションが起こり、全国規模で事業が動き出す、大企業の規模感が持つパワーを強く感じます。
企業版ふるさと納税という市場は「健全でクリーンな市場」にしていかないと、制度の存続自体も危うくなってしまう。我々はそういうクリーンな市場をつくれるかどうかに影響する立ち位置にいると思っています。地域のために制度が適正に使われるためには、自分たちの利益だけを追求するような企業が生まれないようにコントロールする必要があります。
それはJTBさんだからこそできることです。なので、今後企業版ふるさと納税事業のリーディングカンパニーになっていくJTBさんと「どういう市場にするか」というビジョンはブレずに見つめていたいなと考えています。